蕎麦は元来”そばむぎ くろむぎ”と呼ばれていました
”そばむぎ”は稜角(物のかど)を意味する古語”そば”と”むぎ(麦)”が複合した語で「角のある麦」という意味で後に”そばむぎ”が略されて”蕎麦(そば)”と呼ばれるようになった
蕎麦は、新たに作ったばかりの畑のような痩せた土壌 冷帯に属するような冷涼な気候、雨が少なかったり水利が悪かったりする乾燥した土地でも容易に生育するし しかも種まきをしてから2〜3ヶ月程度で収穫できることから救荒作物として古くから日本で栽培されていました
☆どんトリビア(30)
救荒作物とはイネ,麦類など一般の作物が凶作のとき代用として食する為に栽培する作物で地域や時代により異なるが天候異変に強く荒地でも育成可能な”稗(ひえ) 蕎麦 サツマイモ ジャガイモ”などがある
”そばがき”です
”そばがき”はソバ粉食の原型ともいえる食べ方で古くからソバの穫れる地方では常食とされてきました
”そばがき”は その名の通り”蕎麦掻き”で蕎麦を掻き回すと意味です
蕎麦は、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの含量が米や小麦に比べて多いのが特徴です。
ところが、これらの栄養素は、大半が水に溶けやすい性質を持っているので、麺(そば切り)にして茹でると、せっかくの栄養素の一部が茹で湯の中に溶け出 てしまいます。しかし、茹でる必要のない”そばがき”にすれば、栄養素の茹で溶けの心配はなく、そば粉に含まれている栄養素をそつくりそのまま摂取できる というわけです。
・・・・と言う事で
割烹 呑の今月の煮物
”蕎麦がきのカニの身あんトロロ掛け”
蕎麦がきの中にカニの身をたっぷり詰めて蒸しました
100% そば粉だけで作りましたから風味も軟らかさも味も栄養も丸ごと蕎麦です
皆様のお越しをお待ちしてます
☆インドネシアトリビア②
ジャカルタで手打ち蕎麦が食べられる店と言えば”一期一会”
割烹 呑の系列店で本格的な蕎麦 寿司 天ぷらがお勧めです